キャリア運を引き寄せる5つのポイント
がんばっているのに報われない、希望した部署ではなくモチベーションが上がらない、あるいは、もう今の会社で学ぶものがない、だから転職したほうがよいかなど、キャリアに関する悩みは多いかと思います。
今回はキャリア運を引き寄せる5つのポイントをご紹介します。
高度経済成長期は、会社員のキャリアアップ分かりやすかったと思います。
日本的雇用制度と言われているように年功序列や終身雇用があり、真面目にコツコツ頑張っていれば、それなりに昇進していき、比較的安定だったと思います。
しかし、変動する現在においては、それはもう通用しません。
これまで、自分の人生は会社が決めてきたといえますが、これからは、自分の人生は自分で決めていけるのです。
えっ、自分で決めなくてはならないの?と思った人もいるかもしれません。
ネガティブに捉えると、どんどんマイナス思考に陥ってしまいますので、注意が必要です。
〇〇すべきとか、〇〇ねばならないといった考え方は捨ててしまいましょう。
肯定的に捉えた方がプラスに働きます。
そう、自分の人生は自分で決められるのです。
しかし、キャリアビジョンをしっかり描いたとしても、変動する世の中の現在においては、その通りに行かない方が多いです。
むしろ人事異動等で、好きでは無いもしくは関心のない部署に異動したことが後から考えると転機となったケースはよく聞きます。
この場合も、捉え方によって、プラスの方向に進むか、マイナスの方向に進むかが決まってしまいます。
前向きに取捉えるか、後ろ向きに捉えるかどうかこれが重要です。
では、どうすればキャリア運を引き寄せられるか?
その方法は、スタンフォード大学の教授だった、ジョン・クランボルツ氏が展開した理論が参考になります。
逆に言えば、これから伝える5つの事を、意識して行動していければ、キャリア運を、引き寄せられることにつながります。
それは、「好奇心」、「持続性」、「柔軟性」、「楽観性」、「冒険心」 この5つです。
ジョン・クランボルツ氏の計画された偶発性理論
1好奇心
新しい学習機会を模索する事
2持続性
失敗に負けず努力し続けること。
うまくいかなくても諦めないこと。
3楽観性
新しい機会は必ず実現すると捉えること。
よく知っていたことと違う出来事もプラスに捉え、楽しむこと。
4柔軟性
信念やこれまでの概念、態度などに固執せず、状況や時代に合わせて、考え方を変えていくこと。
5冒険心
結果が見えなくても行動を起こすこと。
失敗を恐れて行動しないのではなく、学習の機会と捉え飛び込むこと。
おわりに
以上のように、キャリア運を引き寄せるには、未来は予測や計画通りに進まないものとし、それを良い人生の学習の機会と捉えることです。
偶然の出来事を積極的に取り入れること。
自分自身の意識や努力によって、偶然の出来事(転機となるような)を作り出す行動をしていくことが重要です。
それには、好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心を持って取り組んでください。