キャリアアップのための大切な3つのポイント

 

GCS立川校のキャリアコンサルタントからキャリアについてお伝えします!

キャリアアップのための大切な3つのポイント

みなさんに質問します。
 
あなたにとって、キャリアアップとは?
 
キャリアアップと言う言葉はよく耳にしますが、人によって捉え方が異なります。
 
キャリアアップとは?
 
 
より高い資格、能力を身に付けること、経歴を高めること。
 
                   デジタル大辞典より
 
 
キャリアアップのために転職する人もいますし、あるいは資格取得に励む人もいます。
 
人材紹介会社のホームページにも頻繁に、キャリアアップと言う言葉が書かれています。
 
また似たような言葉でキャリアパスと言う言葉があります。
 
 
キャリアパスとは?
 
 
 
 
 
昇進、昇格のモデル、あるいは、人材が最終的に目指すべきゴールまでの道筋のモデル
 
                     人材マネジメント用語集より
 
 
最近はマネージャー職に進みたい人は減少しているようです。
 
マネージャーになって苦労するより、自分の時間を有意義に使いたいなどの理由もあるようです。
 
それと、副業などをして、自分の価値を高めることに意識が向いている人もいるようです。
 
他に、キャリアビジョンと言う言葉もあります。
 
 
キャリアビジョンとは?
 
 
 
人生、仕事において、自分自身のなりたい姿を指す。
 
                     人材マネジメント用語集より
 
 
よく、キャリアアップしたいと言う言葉を発しますが、皆さんはどんなイメージでしょうか?
 
仕事で能力を高めていきたい?
 
それとも、仕事を含め、人生全体において向上していきたい?
 
まずは、キャリアアップを自分なりに定義することが必要となります。
 
これまでのキャリアは、おおかた会社(職場)が決めてきました。
 
人事異動然り、昇進昇格然り、自分ではどうすることもできませんでしたが、これからの時代は、違います。
 
自分でキャリアを決めていけるのです。
 
環境も大きく変わりました。
 
例えば、終身雇用や年功序列の崩壊、コロナ禍の今、リモートワークが当たり前のようになって、ワーケーションという言葉も登場して来ました。
 
ワーケーションとは、ワークとバケーションの情報ですが、生活する上においても、働く上においても、考え方が大きく変わってきたと思います。
 
また、ジョブ型雇用という流れにもなって来ました。
 
ジョブ型雇用に変わって来ると、より専門性が求められる時代がそう近くない将来訪れると思います。
 
従来日本は、入社してから、いろいろな業務を経験させるジェネラリスト型(総合職)が主流でしたが、これからの時代は、スペシャリスト型(専門職)が、主流になってくると思われます。
 
これらのことを踏まえて、あなたのキャリアはどんなイメージでしょうか?
 

大切なこと1

 
キャリアアップのゴールイメージを決める
 
 
 
 
仕事においても、人生においても、なりたいorありたい姿が、明確にできている人の方が稀だと思います。
 
生活には不充はしていないが、何か物足りない。人生100年時代とか、働き方改革とか言われているが何かぴんとこない。
 
もっと張り合いのある充実した日々を過ごしたいが、どうしたらいいか?
 
残業が減り、考える時間が増えたので、なおさら、先々のことを考えたりしているのではないでしょうか?
 
まずは、自分としてのキャリアアップした状態(ゴールイメージ)を、いろいろ描いてみることです。
 
例えば、仕事ではどのようになっていたいか?
 
プライベートではどのようになっていたのか?
 
人生全体ではどのようになっていたいいか?
 
描くといっても、1人ではなかなかできません。
 
そのために、1人でもできるステップを次にご紹介します。
 
これは、キャリアコンサルタントとして利用しているツールになります。
 
ステップ1
 
自己を理解する
 
①これまでの人生を振り返る
 
ライフチャートを作成する (ジョカード活用)
 
 
 
仕事を始めてから、現在までを振り返り、その時々の主な出来事と満足度を曲線で描いてみる。
 
自分に大きな影響を与えたと思えるエピソードを3つ選び、できるだけ具体的に(5W1H)記入する。
 
その時どんな気持ちだったのか?
 
②大事にしたい価値感を理解する。
 
大事にしたい価値観は何か?
 
2つ挙げ、エピソードやその理由を考える。
 
例、時間を守る、有言実行、相手を敬うなど
 
③強みと弱みを知る。
 
自分の得意な事はいくつあげられるか?
 
自分の改善したいところ(弱み)は何か?
 
どこを伸ばし、どこを改善したいかを上げる。
 
例、丁寧な仕事ぶり、コミニケーションが良好、短気なところを直したいなど
 
ステップ2
 
仕事を理解する
 
職についている方も、改めて、今感じている興味、関心の程度を探す。
 
RIASECを活用すると良い
 
RIASECは、ホランドが考案した、6つのパーソナリティータイプ(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)と職業の適合関係を分離したモデル。
 
自分のタイプを知り、現在の仕事と比べてみる。
 
何か、ヒントが見つかるはずです。
 
ステップ3
 
ステップ1、2を通じて、自分の価値観や強みなどから、キャリアビジョンを描く。
 
関心/興味+こだわり/価値観+強み/能力=この重複分が目指すべき方向のヒントになります。
 
キャリアアップの方イメージを決める。
 

大切なこと2

 
キャリアプランニングを考える
 
 
 
何事もそうですが、考えているだけでは、成果は望めません。
 
具体的な計画が伴わないと、望んでいるものは手に入らないのです。
 
人間は防衛本能があって、新しいことををやるリスクが伴うので、今に安住したいと思う方が強く出る傾向にあります。
 
本を読んでも、読んだだけで満足してしまい、読んだ知識をどう生かすか?
 
計画しなければ、成果が手に入りません。
 
計画を具体的に立てない人が多い中、あなたが、計画を具体的に立てられれば、望んでいるものが手に入りやすくなります。
 
ぜひ、具体的な計画を立ててみてください。
 
ステップ1
 
・キャリアプランシートを作成する (ジョブカード活用)
 
・価値観や興味、関心事など
 
・強みや特技など
 
・将来取り組みたい仕事や働き方
 
・これから取り組むこと
 
・その他(自己PR等)
 
ステップ2
 
To Do リストを作成する
 
 
 
大まかで構わないので、To Do リストを作成して、やるべきことを明確にする。
 
ポイント、具体的にしっかり計画すること。
 

大切なこと3

 
行動に移す
 
ステップ1
 
人に話す
 
自分が描いたキャリアアップのイメージやキャリアプランニングを人に話してみてください。
 
真剣に聞いてくれる友人がいたらその人に話してみましょう。
 
できれば、私のような、キャリアコンサルタントの資格を持つ人に相談してみるのをお勧めします。
 
人間ですので、悩みや、将来の不安もあります。
 
友人の方が的確な助言等を行ってくれればいいですが、時として、足を引っ張るようなことにもなりかねませんので、プロの力を借りるのも手であります。
 
その方が、的確な助言もできますので、この際検討してみてください。
 
 
 
キャリアコンサルティングとは、
 
学生・求職者・在職者等を対象に、職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門職である。
 
ステップ2
 
セルフコーチングを定期的に行う
 
セルフコーチングとは
 
人がものを考えるときは、自分の頭の中で質問をし答えることをしています。
この質問は、自分のための質問をします。
 
とかく人間は、否定的な考えが頭をよぎったりしてしまいますが、しっかりとしたフレームに沿って自分に問いかけてみることで、迷走がなくなり、肯定的に考えられるようになります。
 
結果、良いアイデアや答えが見つかりやすくなります。
 
これが、セルフコーチングです。
 
私はコーチングのコーチでもありますので、セルフコーチングはできますが、コーチングをご存知でない方は、なかなかぴんとこないかもしれません。
 
そこで、以下に、セルフコーチングの自分に対する質問例を列挙しますので、この順番で自分に質問を投げかけてみてください。
 
 
  1.キャリアアップの目標は何か?
 
  2.その目標を達成したい理由は何か?
 
  3.具体的にどのようになれば目標達成したことになるのか?
 
  4.達成した後に何をしたいのか?
 
  5.達成したときの自分はどのような気持ちでいるか?
 
  6.そのためにやろうと思っているが、できていない事は何か?
 
  7.それができたら、どんないいことがあるのか?
 
  8.それをいつまでに終わらせることができると良いか?
 
  9.それが終っている状態を100とする今はいくつか?
 
10.今の状態から10進めようとすると何をすれば良いか?
 
11.それをするにはどのくらい時間があればいいか?
 
12.それを、どこでいつやるか?
 
ポイント
 
行動あるのみです。
 
さぁ、なりたいorありたい姿を手に入れるために、一歩踏み出しましょう!
 

 

多摩クラスは、キャリアコンサルタントの国家資格を持つ講師がいますので、あなたのキャリアビジョンとそれを実現する支援を行うこともできます。
詳しくは、多摩クラスの体験講座にご参加ください。